仏教豆知識
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煩悩

 煩悩というのは、人間がもっている欲望のことです。
あれが欲しい、これが欲しい、あの人が羨ましい、こういうのは全部煩悩です

 大晦日に除夜の鐘を百八つ撞きます。
百八つは我々の煩悩の数といわれていますが、これは仏教の用語で、算数的な百八つではなくて、無限の無限ということです

 働いている人が、お金を欲しいと思うのは当たり前ですし、名誉も権力を欲しいでしょう。
人はそういう煩悩をバネにして生きているわけです。
欲望があるから人間なので、すべての人が全部セックスをしなくなれば、人類は滅びます。
しかし、欲望を欲望のままにのさばらせたら、それは無残なことになります。
欲望を上手にコントロールする知恵を養うのが仏教なのです。

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