父である王は息子を宮殿から外に出さず快楽を与えましたある日シッダールタ王は郊外に散歩に出たいと父に申し出て、父はそれを許しました。
ほとんど生まれてはじめて城壁の外へ出たシッダールタ一行は、東の門から出ると、老人に出会います。美しいものしか目にしたことにない王子にとって、それは衝撃でした。
別の日、南の門から出ると、苦しみにもがく病人を目にします。
さらに西の門から出ると葬列に出会ってしまいます。
そして最後に北の門から城外に出た時に出会ったのが、まばゆく輝く修行者の姿でした。
シッダールタ王はそこに救いを見出しました。

　こうして老・病・死の苦しみ、そして、生まれてきたからにはそれらの苦しみから逃れられないことを知ったシッダールタは、王子としての地位、妻や生まれたばかりの息子など、すべてをすてて修行に入ることを決意します。

　そして２９歳で城を抜け出し旅に出ました。