仏像には大きくわけて二つの制作方法があります。
1つはやわらかい材料を手でこねたり、くっつけたりして、かたちをつくってゆく方法です。これらには、胴でつくる銅像(金剛仏(こんごうぶつ))、粘土でつくる塑像(そぞう)、漆でつくる乾漆像(かんしつぞう)などがあります。
もう1つの製作方法は かたい材料を、削ったり切り取ったりしながら形をつくってゆく方法です。これらには、木で作る木彫像(もくちょうぞう)、石でつくる石像などがあります。