グループ2・菩薩
如来の次、二番目の仏像のグループです
将来さとりをひらいて如来になるために、一生懸命修行をしている者をいいます。
ですから、もともとは、さとりをひらいて如来になる前の釈迦だけが菩薩でした。
でも、たくさんの如来が考え出されると、それを目指して修行する菩薩も、いろいろな種類が考え出されました。その中でも、
弥勒菩薩(みろくぼさつ)
観音菩薩(かんのんぼさつ)
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
普賢菩薩(ふげんぼさつ)
虚空菩薩(こくうぼさつ)
などは、かなり修行が進んでいて、それぞれの立場から人々を救うために働いている菩薩です。
それぞれの特徴を持っているのですが、みんな必ず何かをなしとげようと誓いをたてていて、ほとんどの菩薩は、将来必ず如来になることを約束されています。
菩薩の姿は、まださとりを開く前の釈迦がモデルですから、古代インドの貴族のかっこうです。髪を長く伸ばして、それを頭の上で結い上げています。
下半身にはスカートをはき、上半身には帯を斜めにかけ、肩から天衣という衣をはおり、足まで垂らしています。
冠、首飾りなどの豪華な装飾品もたくさん着けています。