節分
節分というのは、文字通り、季節を分ける、という意味です。
中国は、節分の日がおおみそかになりますから、おおみそか、日本で言えば12月31日にあたります。その日に、魔をめっする、、魔を退治(たいじ)する、ということで、鬼のお面をかぶった人に豆をあてて、追い出そうとします。
鬼というのは、人間の心に住んでいる悪いいしきを指します。
怒りや、欲張りの心、おろかな事をしてしまう心です。
黒鬼は欲張りをあらわし、青鬼は怒りっぽさをあらわし、赤鬼は、おろかな、、おばかさんなことをしてしまう心をあらわしています。
日本に節分の行事が入って来た時は、朝廷では、おおみそかの夜は、追儺(ついな)の行事、と呼ぶ災難を鬼に見立てて追い払う儀式、鬼遺い(おにやらい)の儀式が行われていました。