三身
仏さまには三つの体があります。
それを三身(さんしん)と呼びます。
法身ほっしん、報身ほうじん、応身おうじん。の三つです。
仏様には三つの体がある、ということを覚えておいて下さい。
仏様には、ただしいものごと、まちがったものごと、など決められる力があります。
それが法、、つまり、決まりです。法、そのものが仏様、という考えから、その体は法身(ほっしん)と呼ばれます。
仏様は、この世界中のすべての生物を、自分の分身、子供のように思って愛してくれる。
だから無限大のでっかい体をしている、、ということから仏様は報身(ほうじん)誰にでも報いて(むくいて)くださる身体、誰の気持にも合わせて下さる体がある、ということで報身と呼ばれます。
しかし、法、規則、決まりである法身、ほっしんは見えない。
自分たちの気持ちにむくいて下さる、でっかい報身、ほうじんも見えない。
それで誰でもわかる大きさにしたものが仏像、応身(おうじん)ということなんです。
だから、仏像の大きさが仏様の大きさ、というのではないのです。