仏教の教えは、今ここに生きている事実をふまえて、われわれはいかに生きるべきかということを追求し、明らかにすることであります。 どうやって具体的にそれを実践していけばいいのかというと、仏教では中道(ちゅうどう)を行けと教えています。中道とは、二つの対立した極端な意見があった場合、そのどちらにも寄らず、真ん中の道を行けという教えです。極端からは何も生まれない。バランスのとれた自然な立場がいいということです。