仏教豆知識
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無明

 無(む)明(みょう)とは、人間の心の中にある一切の煩悩の根源をいいます。
無明の闇をなくし、心の中を明るくすることが仏教の悟りにつながります。

 仏教では、人間はすべて凡(ぼん)夫(ぶ)だという考えがあり、自分の愚かなことを自覚して、悟りに遠い自分を認め、生涯を通して、いくらかでも無明に光が届くように努力することが必要と教えています。

 幸福になるには、とらわれない心を、自分の心にしっかりと確立する以外に得られないのです。
自分の無明を認めた者、自分の痴愚(ちぐ)に気づいた者だけに幸福への道が開かれます。

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