しまい観音 法話
『1年のお礼に。』

今日はお護摩の火が順調にあがりまして、これはお天気のせいじゃなく皆さんの色々な想いが観音様に届いたかなという気が致します。

先ほど皆様のお願い事が書いてある護摩木をお護摩の中にお供えさせていただきましたけども、様々な祈り事、願い事がありました。

中には無欲の欲といいましょうか、今のままでいいというお願いから、世界が平和になるようにというお願いまで種々様々な願いが込められました。

皆さんがお経をお唱えして頂いている間に、私が鐘をチンチンチンと鳴らさせて頂いたと思うのですが、実はあの鐘の音を合図に観音様は護摩の火の前に来て下さったのですね。

そして皆さんの添え護摩を受けながら願いを聞き届けた後に、2回目の鐘の音を合図に仏の世界に戻られて行きました。

従いまして今日は敬老観音様の1年の納めの観音という事でしたが無事お護摩を終える事が出来たと思います。

これはいつも申し上げる事ですが、我々が観音様を見る事が出来なくても観音様が来てくれたんだと思う気持ち、それからいい事があった時は、観音様が聞き届けてくれたんだなと思う気持ち。

何か災難が起こった時には大難が小難で済んだという気持ちを持つ事が、観音様とのコミュニケーションに繋がってくるかと思います。
また来年1月の23日に行う初詣でございますが、皆さんのお元気なお姿をみたいと観音様も言っておられますので、どうぞ体調など崩されないようご自愛下さい。

今年1年観音様にお参り頂きまして、皆様本当にありがとうございました。

以上で2012年しまい観音の護摩供養を終わりにさせて頂きます。